欧州サステナブルファイナンス開示規則(SFDR)対応について - 4,500億ユーロを超えるアムンディの運用資産が第8条と第9条に分類されました
欧州最大の資産運用会社アムンディは、2021年3月25日、投資信託、専用ファンド、マンデートを含む合計656の金融商品が 欧州サステナブルファイナンス開示規則(SFDR)に従って第8条もしくは第9条*1に分類されていることを発表しました。これは、運用資産額4,520億ユーロ*2に相当します。
2021年2月末現在、アムンディの欧州籍の投資信託全体の運用資産額の60%は、すでに第8条または第9条に分類されています*3。この数値は、まだ多くのファンドが第8条と第9条の基準を満たすための提出プロセスにあるため、第一段階のものです。
アムンディは2018年末に、技術的に実現可能な場合、アクティブ運用されているすべてのオープンエンドファンドの運用にESG基準を統合するという野心的な3カ年計画を発表しました。今、アムンディ・グループは、組織と基盤を活用して、容易に新しい規制に準拠することができました。
アムンディのチーフ・レスポンシブル・インベストメント・オフィサー エロディ・ロジェルは、次のように述べています。
「アムンディは新しい欧州サステナブルファイナンス開示規則(SFDR)を歓迎します。その目的は、最終投資家により多くの透明性を提供し、金融商品のESG特性を一貫して提示することです。 100%ESG統合計画に沿って、年末までに第8条と第9条に分類されるプロダクトの範囲を大幅に拡大することを目指しており、それにより、最高のESGスタンダードを満たすファンドの変革と投資戦略のアップグレードを継続してまいります。 」
アムンディは、新しいこのSFDR規制がヨーロッパおよび世界中の責任あるファイナンスの発展を加速し、サステナブルな経済の目標に向けて資金を導くのに役立つと固く信じています。この規制は、サステナブルな金融におけるヨーロッパのリーダーシップを強化し、世界中の資産運用業界に永続的な影響を与える可能性のある国際基準を作成するのにも役立つと考えます。
- 第8条:「環境」や「社会」の特性を促進する、第9条:サステナブルな投資目的を持つ
- 2021年2月現在。アムンディ・グループのすべての欧州籍プロダクトに基づく
- 529のプロダクト(アクティブ、パッシブ、MMFプロダクトを含む)、運用資産額3,280億ユーロに相当
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エキスパート
2014年にアムンディ・ジャパン入社来CIO兼運用本部長を務めたのち、2020年7月にチーフ・レスポンシブル・インベストメント・オフィサーに就任。日本において責任投資を推進するとともにスチュワードシップ活動を統括。前職のブラックロック・ジャパンではグローバル・資産戦略運用部長、取締役CIOを歴任。ペンシルバニア大学ウォートン・スクールにてMBA、EDHECリスク・インスティチュート[...]
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萩原 由香里
広報室
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アムンディについて
アムンディは、欧州を代表する資産運用会社であり、世界トップ10※1にランクインしています。世界で1億を超える、個人投資家、機関投資家および事業法人のお客さまに、伝統的資産や実物資産のアクティブおよびパッシブ運用による幅広い種類の資産運用ソリューションを提供し、金融バリューチェーン全体をカバーするITツールでサービスの強化を図っています。クレディ・アグリコル・グループ傘下で、ユーロネクスト・パリ市場に上場するアムンディは、現在、約380兆円※3の資産を運用しています。
世界6つの運用拠点※2、財務・非財務のリサーチ能力および責任投資への長年の取り組みにより、アムンディは資産運用業界の中心的存在です。
アムンディは、35ヵ国を超える国と地域で約5,700人※3の従業員の専門知識と助言をお客さまに提供しています。
アムンディ 信頼されるパートナー
日々、お客さまと社会のために
公式ウェブサイト:https://www.amundi.co.jp/
1 出所:インベストメント・ペンション・ヨーロッパによる資産運用会社トップ500社(2025年6月版、2024年12月末の運用資産額)に基づく
2 主要な運用拠点:パリ、ロンドン、ダブリン、ミラノ、東京およびサンアントニオ(ビクトリー・キャピタルとの戦略的パートナーシップを通じて)
3 2025年6月末現在。運用資産額は約2兆2,670億ユーロ、1ユーロ=169.66円で換算。